2024-12-8(日)中山寺奥の院~清荒神ハイキング

(2025-9-20 新しいHP制作時に 旧HPより転載)

残り紅葉と古刹の魅力で初冬の満足ハイキング

参加者9名。全員無事に完歩しました。​
残り紅葉を求めて 古刹を巡る。。見事な大イチョウ!


12/8 まだ大阪近郊では紅葉を楽しめるかなと考えて、中山寺奥の院~清荒神ハイキングを企画しました。

参加者 9名(体験ハイク2名 含む)
集合  阪急中山観音駅 北口出たところ 9:30

駅から歩くと、すぐに中山寺の正門につきました。
立派な山門はとても迫力があります。仁王像もいます。

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山門の左右には、仁王像が立って守っています。

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仁王像の側に、大きなわワラジがあります。参拝者のワラジもたくさん奉納されていました。
西国三十三所巡礼の際、長く苦しい旅に耐えられるよう、また巡礼の道中の安全と足腰の無事を願う意味をこめて、奉納されているとのこと。

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山門には、イケメンの獅子もいます。
角が生えています。比較的古い神社や由緒ある神社の狛犬には、角が生えているようです。

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中山寺は七五参参りで有名な寺院です。境内はとてもきれいに整備されていました。
朱色の欄干が鮮やか。露天の屋台も出ていました。

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鮮やかな植栽。「ピラカンサ」という冬の花。
花言葉 「燃ゆる想い」「美しさはあなたの魅力」とのこと。

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お寺では珍しく境内にエスカレーターがあります。立派な施設です。

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本殿の装飾のデザインが美しい。

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五重塔は、平成29年(2017年)に約400年ぶりに再建されたとのこと。青色で塗装されており、「青龍塔」という名称。青い空に、青色の塔が、颯爽とそびえ立っています。
塔の地下には、釈迦の舎利が安置され、堂内には約700体の羅漢像が並んでいるのだそう。

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正面からの姿も壮大。

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境内の植栽- 赤、青、黄、緑 いろとりどりの樹木。美しいお寺です。

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一つ一つが個性的で芸術的な建築物。

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七五三参りで、有名なお寺ということで、たくさんの母子の健康祈願の絵馬が奉納されていました。デザインは、観音菩薩のゆるキャラになっていて秀逸。

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安産報告の御礼の札も奉納されていました。

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安産報告だけでも、ものすごい数のお札が掛かっていました。
たくさんの命が誕生したことがよく分かります。一つ一つに愛する気持ちが乗っていると思うと、見ていてパワーがもらえます。

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七五三の絵馬のコ三ナーには、ちびっこの願い事が書かれた絵馬がたくさんありました。
裏側に好きな絵を描いている子もいて、自由でいいですね。

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中山寺の境内からの街並み。遠くに甲山も見えます。

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奥の院へ

中山寺に参拝し、五重塔・大師堂などいろいろな建物をゆっくり見て回ることができました。そして奥の院まで登拝していきます。奥の院への参拝道は、岩がところどころ露出してましたが、歩きやすかったです。
奥の院までの参拝道は、こんな感じ。

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参拝道の道脇に、奥の院までの距離を示す、丁石がありました。
調べると、奥の院まで18つの丁石があるとのこと。およそ110m(1丁)ごとに、奥の院まで2km。丁石の側面に 享保19年(1734年)辰巳休海さんによって建立されたとの記載があります。実に290年前のものです。寄進された辰巳さんもここまで残るとは思わなかったんではないでしょうか。丈夫な石です。

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参拝道の脇の展望スポットからの眺め。
伊丹空港が見えます。飛行機が気持ちよさそうに飛び立っていきました。

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参拝道の途中に、大きな夫婦岩
奥の院までの参拝道には、あちらこちらにお地蔵さんが座っていらっしゃいます。

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さらに登っていくと、宝塚方面の街並みと、六甲山の山々も見えます。
青空と太陽も顔を出ていて気持ちよかったです。

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奥の院へ到着

中山寺から歩くこと 約1時間- 12時前くらいに奥の院に到着。
奥の院の境内で、まず目に入ってくるのが大きな銀杏(いちょう)。
銀杏の落ち葉が黄色い絨毯のようでした。

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落ち葉の黄色い絨毯。
毎年 これだけの葉っぱを産み出す木はすごい。

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奥の院で昼食

奥の院のベンチで、昼食をとりました。
紅葉のじゅうたんはテンションがあります。黄色いじゅうたんに座るPさん。

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せっかくなので、大人気もなく、落ち葉を拾って宙に舞わせてみました。
インスタ映えする画像をとるのはなかなか難しい。。。

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動画からスクショすると、舞っている感じになりました。

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楽しく談笑していると、参拝に訪れていたご高齢のお爺さんから「若くっていいねー」と声をかけられました。83歳とのこと。
大学生さんですか?と尋ねられました。私たちは若く映ったようです。周りの目を気にせずテンション高く話をしていたからかもしれません。

清荒神へ下山

下りは登山道らしく、滑りやすいところがあり、少しスリリングで楽しめました。

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途中に、笠をかぶったタヌキの地蔵さんがいました。
どういう由来があるんでしょうか?

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清荒神 清澄寺へ

登山道を下ると、清荒神の寺院の門前あたりでした。
せっかくなので清荒神にも参拝しました。

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こちらは、火の神・カマド(台所)の神で有名なお寺。
創建は古く、平安時代の896年、宇多天皇から「日本第一清荒神」の称号を下賜されたとのこと。
本堂の裏側に、「荒神影向(こうじんようごう)の榊」があります。

お寺のHPの説明によると、
供えられたお賽銭をいただいて帰り次回参詣されたとき、そのお賽銭を倍にしてお返しするという風習が伝えられています。いただいたお賽銭を紙に包んで財布に入れておくと小遣銭に不自由しない、また次に参詣されるまでそれを「御守り」として持っていると吉事があるなど言われています。』とのこと。
細長い棒で、お賽銭を引き寄せて5円を預からせてもらいました。みなさんもそれぞれいただいて帰られたようです。

画像出典:清澄寺HP
画像出典:清澄寺HP

こちらは、「一願地蔵尊」。
手前の杓子で 数メートル離れた地蔵菩薩に、水をかけて、お願いをします。
まっすぐかけるのに、コツがいります。間違うと横の参拝者にかかりますね。
水をかけるときに、ちょっとしたギャラリーができてました。

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すごく貴重な経験をさせていただきました。
境内に咲いていた綺麗な花。
Google調べでは、ピンク色のサザンカ(山茶花)のようです。

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境内の奥にある「龍王滝」にも寄りました。

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敷地内に、「鉄斎美術館」があるとのことで、そちらにも寄りましたが、あいにく閉まっていました。
ただ、その前にある紅葉が本当に見事でした。赤より赤い色づき、これ以上ないくらい赤かったです

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午後 2時30分ごろ、少しだけ雨が降ってきたので、休憩所で20分ほど雨宿りをしました。
雨宿りもいい休憩になってよかったです。

清荒神駅へ

清澄寺清荒神から駅にかけて長い門前の商店街があります。
参道には昔懐かしい屋台のお店も出ていて楽しめました。
残念ながら商店街はシャッターが下りているところも多いですが、それもまた別の趣がありました。

駅前の清荒神市場の様子。

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屋台をちらほら見ながら、あっという間に駅に到着。
午後3時20分ごろ、阪急清荒神駅で解散。

最後に

今回は、一日 お寺巡りと境内の美しい紅葉が楽しめました。
中山寺は七五三参り、母子を守るお寺で、多くの絵馬や願い事をみていると夢や希望に満ちあふれていて元気がもらえます。とても華のある空間でした。
それに対して奥の院は、50分以上の山道を歩くので、人もまばらで静かで落ち着いた雰囲気。静かな紅葉を楽しむのにぴったりの場所です。境内には、ひときわ背の高い銀杏の木があります。葉っぱは黄色く色づき 参拝者を楽しませてくれます。ひらひら落ちてくる落ち葉もいいですが、地面一面に広がった紅葉のじゅうたんも素晴らしい。あまりに鮮やかなので宙に舞わせたい衝動にかられました。
この大きな銀杏の下で、偶然声をかけてもらった83歳のお爺さんの「若くていいねー」。気持ちのこもった言葉に聞こえました。もちろん私たちは若くはないのですが、80歳の年輩の方からすれば、まだまだいろいろな事ができる、時間もチャンスもある若い世代なのかもしれない。まだまだ黄金時代なんだと思います。(この冬の雪山登山は充実させたいと願う。)
このほかにも、この銀杏の木は印象深いシーンを演出してくれたように思います。銀杏の黄色い絨毯に座るPさんの姿や、Sさんに手伝ってもらい銀杏が舞う写真を撮ったこと、などなど。また来年の紅葉のシーズンに来てみたいと思いました。
そして最後に参拝した清荒神清澄寺には、お預かりしたお賽銭をまた返すきっかけをもらいました。初詣で以外にも次回に足を運ぶきっかけをもてることは素晴らしいです。
中山寺から奥の院、清荒神まで毎年恒例の紅葉を観るため繰り返し参拝する。そういう12月初冬のルーティーンもいいものだと思った、ハイキングでした。

9名無事完歩。
参加いただいたみなさん ありがとうございました。

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この記事を書いた人

・TOMATOの管理人です。
・楽しく山登りをすることが趣味。
・皆さん どうぞ安全登山で山登りをお楽しみください。

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