(2025-9-20 新しいHP制作時に 旧HPより転載)
新春登山はしっかり歩いて 初詣で愛宕山
参加者6名。全員無事に完歩しました。
2025年新春登山は、京都の愛宕神社へ。
2025年 新春登山で愛宕山へ行ってきました。
参加者6名
大阪から少しアクセスが悪いので、車2台に分かれて現地まで移動。
お天気に恵まれました。
嵐山の近く、桂川沿いの車中から山頂がはっきりと見えます。

登山口近くの駐車場に停車し、登山開始。

降りた時はすごく冷え込んでいて、やっぱり愛宕山は寒いと感じました。
朝日がまぶしく 清々しい。

愛宕神社の鳥居をくぐります。
一の鳥居かと思ったら、二の鳥居らしく、一つ目はかなり手前にあるようです。


愛宕山はとにかく階段、ひたすら登りが続くというイメージがありますが、その通りでした。

ひたすら登ります。

途中にご神木と社がありました。

参拝道の脇に史跡跡もたくさんあります。

かつての茶屋「一文字屋」さんの跡地。
今は 一文字屋食堂として、バス停の前で営業されているそう。
一文字屋食堂 MAP→ https://maps.app.goo.gl/JXWEAjHxQjKTXhz56


お地蔵さんが一定の距離で鎮座しています。
自然と神聖な場所を歩いている感覚に入れます。

調べると、江戸時代の崇敬者が建立したとのこと。
お地蔵さん40基もあるそう。

途中 少し腰を下ろして休憩。

25丁目(中間地点)の茶屋の跡

こちらの茶屋には、捻じれた形が面白い名物団子「志んこ」が売られていたようです。
江戸初期に生まれた団子らしい。

茶屋のなかやさんが、定食屋に変わっているみたいです。
なかや MAP→ https://maps.app.goo.gl/8snCa96wRMXT1gA98
この名物団子が食べたいということで、「志んこ」をリサーチ。
AIだとすぐに見つかる時代。
https://www.perplexity.ai/search/ai-dang-shan-no-zhi-nko-toiutu-QRb6omfGQlyTDb_u7UPU7w
創業400年の「鮎茶屋平野屋」さん


🔶しんこ団子 – 『鮎茶屋平野屋』🔶
〒616-8439 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16
https://maps.app.goo.gl/zFAdWTXqFZRFvEpi9
茶屋の楽園
昔の絵図も案内されてました。
参拝道の途中に、4か所の茶屋と、3か所のカワラケナゲの場所があったようです。
愛宕山の神社までたどり着くまでも 楽しかったんだろうなと想像できます。
(カワラケナゲのポイントが、登拝道の後ほど出てきました。)

途中の見晴らしポイント
京都平野がよく見えます。京都タワーも見えました。

途中 平坦なところが一部ありました。


カワラケ投げ
昔は茶屋でお団子を食べて、ちょっと休憩をしてお皿を飛ばしていた。
風の妙を興じていたようです。

カワラケ
「素焼きの土器で、特に碗や皿形の小型器種を指します。愛宕山のカワラケ投げで使用されるカワラケは、この素焼きの皿のことを指しています。」(AI調べ)
この遊び 、すごく無邪気です。
遊び方は、「風に従って飛ぶ鳥のように深い谷に落ちていくのを楽しむ」とのこと。
小学生のような童心の持ち主だからこそ楽しめる遊びです。私も楽しめるだろうか?と考えました。
小腹にキットカット
お腹がすいたので、持参したキットカットをみんなでシェア。
キットカットをあげた際に、大丈夫ですよ。と聞いた事がない。

山頂に近づいてきます。

お供えのお花も買う

昔の女性の服装(お花を売りに登ってきた女性)
足元が草鞋と足袋。頭に手ぬぐい。華やかな柄の衣服ですね。

鹿と遭遇
誰か来るなという表情の鹿。

まだまだ参拝道が続きます。

山頂付近の道路脇に少し雪が残っていました。

いよいよ境内へ ー 黒門
かつて愛宕山に存在した白雲寺の京都側の正門(京口惣門)とのこと。
1868年の神仏分離令により、白雲寺は廃仏毀釈の対象となったそうです。黒門は数少ない寺院の遺構とのこと。神仏分離令のこと絶対 忘れてはならない。

消防団の道しるべ
愛宕神社の参拝道は、丁石のほかに、消防団の「40分の〇」の道程を示す看板が立っています。途中まで 「全然まだ距離が残っているな」と感じてました。40/40を目にして、登ってきた甲斐がありました。

境内は広く、しばらく歩きます。

愛宕神社の境内からの眺め – 京都市内。

日陰の部分は、少し雪が凍てついてました。

愛宕神社
最後に長い階段を登り、本殿へ。
境内には多くの参拝者がいました。

せっかくなので集合写真をとりました。

5000回登拝。3000回登拝の石碑。
献水12トンの方 素晴らしい。令和になっても頑張っている方いらっしゃいます。
この日も 1000回以上登られてる猛者登拝者もいたんでしょうか。
空のポリタンクを持っている人が早めに下山をしてすれ違いました。なかなか正月から縁起いいですね。

1000回登拝者も、続々といらっしゃいます。

愛宕神社



参拝した後、境内の休憩所で少し寒さを避けて、昼食。
コーヒーをふるまうKさん、奉仕の精神がすばらしい。

長い階段を下り、下山を開始。

境内にあった小さい雪だるま

火の神様のお馴染みの言葉。

「火迺要慎」(ひのようじん)のお札を買っているメンバーの方もいました。

参加者6名全員 無事完歩。
最後に
2025年 初詣でに愛宕山に多くの登拝されている方、中には幼稚園児のような小さな子供を連れている親子もいました。新春は仕事が始まる前に登拝登山がいいですね。
愛宕山の参拝道には、昔の茶屋跡の絵図と説明の看板がありました。昔にぎわっていた茶屋や名物団子のこと、カワラケ投げに興じたり、一定の距離ごとに丁石のお地蔵さまにお参りしていたこと、山頂の広い境内には明治の始めまでは大きな寺院があったことなど、愛宕神社に辿りつくまでエンタメ要素満載だったようです。今は茶屋の賑わいはありませんが、山を下った場所に名物「志んこ団子」を提供する創業400年の食事処もあるとのことで、今度 是非立ち寄りたいと思いました。
昔の絵図に描かれる愛宕山は、当時楽しまれていたカワラケ投げのようなシンプルな遊びが結局一番楽しいと教えてくれます。新春から軽快な風情を届けてもらった新春登山でした。
神社のHPに、火の神様を祀る神社らしい説明がありました。
『 火迺要慎 (ひのようじん)
火は私たちに有難い恵みを与えてくれる反面、全てを焼き尽くし灰にしてしまう恐ろしい存在でもあります。
「火、すなわち慎みを要する」- 火の中に特別な神威を感じ、火に対する畏敬の念を忘れずに生活してきた 先人達の教え、戒めの言葉でもあります。』
今回参加いただいたメンバーのみなさん ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。

